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2013.09.23 Monday

マット・デイモン主演「エリジウム」

B級感たっぷりの「第9地区」の監督が、今度は豪華キャストを迎えての全国ロードショーになってるので、”話題のゲテモノ料理”を食べに行くような気分で観に行ってきました。
ちなみにPG12なので、子連れ注意です。



 南アフリカ出身で現在カナダ在住の新鋭監督。もともとがCGアニメーターらしく、
CG部分でのディティールへのこだわりが随所にみられますので、
その意味ではマニアックな作品。
日本の映画やマンガのファンなので、チャンバラとニンジャをどうしても入れたかった
ことも感じられ、ある意味ほほ笑ましい。

ところで、カナダといえばマイケルムーアの「シッコ SiCKO」にも描かれてますが、
医療費がかからない(国民皆保険)国なので、
もしかしたら、理想郷「エリジウム」というのは監督が思春期(18歳でカナダに移住)に感じた
世界のさまざまな格差や問題をSFとして表現したのかなと感じました。



また、「エリジウム」には軍隊がないのですが、外部の”エージェント”を使って難民を殺害します。
自分の手を汚さない国って…まるで…、ちょっと考えさせられました。
幼なじみの一人娘が語る「ミーアキャットとカバ」の話がなかなか深いです。
ラストシーンで医療支援船に駆け寄る様々な国の子供たちの姿を見て考えさせられました。
南アフリカから見れば日本もまるで「エリジウム」なのかもしれません。
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